Clever LoveStory

「はい、もしもし？」
「あ、あの。信じてもらえないかも知れないけど俺、Cleverの宮本航貴です。
今日、手紙が届いて、電話させてもらったんだけど･･･」
「え？！本当に航貴くん？」
「はい。」
「嘘・・・嬉しい・・・」

いきなり涙声になる工藤さんに、俺はただオロオロ。
もしや、俺と話せて泣いてくれてる？

「あ、ごめんなさい。まさか本当に電話してくれるなんて思わなくて嬉しくて」
「いや、大丈夫？」
「はい。あの・・・一つ聞いてもいいですか？」
「ん？なに？」
「電話番号書いてる人みんなに、こうやってお礼の電話してるんですか？」
「いや、してないよ！君だから・・・君の手紙にいつも励まされてたから、ずっと君にお礼が言いたくて、だから電話させてもらったんだけど･･･迷惑だったかな？」