Clever LoveStory
でも、俺はやっぱり軽音部。
中学の時に同級生とバンドCleverを組んだ。
高校はそれぞれ違うけれど、みんなで集まって音楽してる時が1番好きだった。
練習がない時でもドラムに触りたかったから、軽音部で有名なこの高校を選んだ。

軽音部の部長、詠二先輩。
優しくて仲間思いな、こんな男になりたいと思う憧れの先輩。
そして、なんと俺が大好きな麻生先輩の彼女が演劇部の先輩、有紗先輩だった。
二人はとってもお似合いで俺はずっとそんな二人のような恋がしたいと思っていた。

「新!」
「あ、詠二先輩!」
「今日の部活ミーティングだから、音楽室じゃなくて俺のクラス集合な。登吾にも伝えてて。」
「あーい。」
「お前なぁ、俺がいくらいい先輩だとはいえ・・」
「はいっ!分かりました、先輩っ!」
「それでよしっ。」
「じゃ、先輩バイバ~イ!」
「おいおい・・」
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