Clever LoveStory
詠二先輩はほっとした笑顔を見せてその場を立ち去った。
俺は、動けずにその場に立ち尽くしていた。
心の中は土砂降りの雨。
憧れの詠二先輩。まだ有紗先輩が好きだなんて。
俺は有紗先輩好きになったらいけなかったのかな・・・
どうしよ、どうしよ、どうしよ??!!

・・・登吾!
登吾に相談しよう!!
教室に向かって走り出した。


「とっ・・登吾っ!」
「お前、そんなに急いでどした?」
「・・・ちょっとこっち!」

登吾をぐいぐい引っ張って、教室から出る。
自販機でジュースを買いながら登吾に話し出す。
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