彼は働く生徒会長!!
「ねぇっ!!あたし綾瀬マヤ。よろしくねっ!マヤって呼んで」
前の席の女の子が、あたしに明るく声をかけた。
きれい…。
パッチリとした猫目。
ショートカットのさらさらの黒髪。
見とれているとマナは少し上目づかいでニコッっと笑った。
「みるくって呼んでいい??」
「あ…うん。よろしくね」
あたしは席に座り、ふと隣を見た。
「ねぇ隣の子って…」
隣の席には誰も座っておらず、机と椅子だけがボツンと置かれていた。
「あ…ぁあ…。うん。今日は会えないと思うけど…」
マヤは言葉を濁した。
「??」
あたしはワケがわからず、首を傾げた時―…。
ガラッ