姫系☆プリンス








「おい、谷本」



「あ、勇二!」



全く、人に向かって
いきなりおい。って…



相変わらず態度悪奴め!



「進路希望の今日までだろ。決めてきたの?」




「あー…うん。一応。」




結局昨日は岡田のことばっかで
進路のことはよく考えられなかった。



「一応ってお前な…」



「んー…まあ、進路希望だし今回ので決定って訳じゃないからさ」



とか言っても、
本当はちゃんと考えなきゃいけない。



周りの子もほとんど決まってるしみんなそれに向かって頑張ってる。




「俺さ、西大学行くんだけど…お前も一緒にしない?」



「は?」



私はびっくりして
下に向けていた目を勇二に移した。



一緒の高校って…



え?



な…なんで??




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