姫系☆プリンス
西大学は別にスポーツが盛んって訳でもないし、
レベルもそれほど高くはない。
自分で言うのもなんだけど、
私は頭はいいほうだから
このままいけば普通に入れる…………と思う。
「べ、別に嫌ならいいけど…お前のことだし……まだ決まってないんならどうかなって思っただけだから!」
勇二はそう言うと
教室から出ていった。
変なの。
私と一緒の大学行きたかったとか!………なんてね。
あり得ないあり得ない。
自分で何考えてんだろ。
とりあえず先生のところ行ってこの紙提出してこなきゃ。
今のうちに出してこないと
忘れてまた中村に怒られちゃうし。
私はそう思って職員室に急いだ。