姫系☆プリンス



「あっ、なんか私に用事とかあった?」



「えー、なんもだよ。ただゆーちゃんとお話ししようと思っただけ!」



な、なんだかよく分かんないけど嬉しい!



「この前あった時全然話せなかったから…ゆーちゃんなかなかウチんち来てくんないし…」



そんなこと言われても…



てゆうかまだ岡田の家行ったの1週間前だし。

あれ?私がおかしいの?



最近の子は週に何回のペースで彼氏ん家行ってるんだろう。



いや私は間違ってない…はず。



「……どうしたの?」



そんなことを口に出せるはずもなく悶々と考えていると咲ちゃんに不思議な顔で聞かれた。



はっ…!

全く私はなんでそんなどうでもいいこと真剣に考えてるんだっ




「な、何でもない!ここじゃあれだし…どっか行く?」



「うん行く!近くに新しくできた喫茶店あるからそこ入ろ♪」



返事を聞く間もなく手首を引っ張っられて喫茶店へ向かう。



すっごいテンション高い子だなあ


1人でもずっと喋ってられそうな勢いだ‥



岡田とは性格本当違うんだなあ…



私を引っ張る咲ちゃんの背中を見ながらそんなことを考えて1人でにやけた。



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