姫系☆プリンス
「んうう、んーっ」
い、息が持たない苦しい…いつまで口塞ぐつもりだよ
「あ、ごめん先輩忘れてた」
「っふあああー」
手を離された瞬間おもいっきり息を吸い込む。
「ゆ、結亜ちゃん大丈夫?」
「大丈夫じゃないっ あんた急に何するのよ!てゆうかお祭り一緒に行くなんて約束した覚えないんだけど」
こっちは本気で怒ってるのになにこの涼しい顔は。
「そんな約束しなくても当たり前のことじゃないですか」
あ た り ま え だ と ?
込み上げる怒りを抑えながら冷静さを保つわたし。
「あー…、結亜ちゃん、岡田くん、私彼氏誘ってみるから大丈夫!」
舞ちゃんは気まずそうな顔をしてそう言った。
「じゃあ私先行くー!結亜ちゃんその代わり今度遊ぼーねっ」
そう言って行ってしまった。