誰よりも!!②

「俺たち別れようか…」


えっ!?


「なん…で…」


「俺、一週間後
アメリカに行くんだよ…
親父の後を継ぐ為に…」


「そんな…嘘だよね…」


私は涙が止まらなかった。


「嘘じゃない。

本当にごめん」


観覧車の中で

慎一は私を抱き締めた。


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