桜色の恋
「…93ってさぁ1位だよね?ってか颯ちゃん目指して勉強してるんでしょう?いくら颯ちゃんでもこんな点数取ったこと無いと思うよ。(笑)」

颯ちゃんって言うのは松浦先輩のことで、小学校の時のあだ名でうちはもうそやって呼んでないけど、春海は相変わらず使っている。まぁ幼馴染だから今でも普通に話してるだろうし!

「ほらさゆりそれ位の点数取ったって言ったしょう?この賭けもあたしの勝ちだな!今度遊ぶときジュース奢ってよ!」

何かジュースを賭けてたらしい(笑)。

で、み~の勝ちかぁ良いなジュース。

超羨ましい~ってか...

『春海さ!松浦先輩を馬鹿にしないでよ!いつもこんな点数取ってるもん!多分。』

そうそう!

松浦先輩は私と違って頭良い上に勉強してるんだから!

きっと良い点数取ってるんだよ!

多分だけど!

「甘いわ!あんな荒れたサッカー馬鹿が勉強してる暇あると思う?アイツ家に帰ってからも、筋トレ、ランニングだのやってるよ!小学校の颯ちゃんと今の颯ちゃんは違うんだから!今のあいつの頭の中にサッカーしか頭にないから。」

それを聞いてみ~はうんしてそうしてそう!って顔で頷いてる。

まぁ確かにさ!
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