一生分の恋を君に−

「好きなんだ。俺と付き合ってほしい」

「……え?!」

「好きなんだよ。庭で見たときからずっと好きだった」

「新輝君?!いきなりどうしたの?」

顔を真っ赤にしながらオドオドと周りを見回す
何で周りを見てんだよ
俺を見ろよ!

「さっき修一と話てるとき、正直イライラした。修一が優香ちゃんのこと呼び捨てにしてるときなんか悔しかった。女々しいかもしれない…でも優香ちゃんの一番になりてぇ。返事ちょうだい」

「え…あの‥私でいいの?だって私こんな体だし……」

「いい。優香ちゃんがいいんだ!体なんか気にならない」

「……付き合いたい。新輝君の一番になりたい」

優香ちゃんの一番になれた
そのことが嬉しくてつい優香ちゃんに抱きついた
驚いたように体を硬くしながらも幸せそうに微笑む優香ちゃんがすごくキレイに見えた


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