一生分の恋を君に−

俺が愛した人がいなくなる?
もう二度と会えなくなる?

いやだ

そんなの嫌だ!

俺は優香にすがりついて叫ぶ

「おい!置いてくなよ!!
俺を独りにするな!!!なぁ優香頼むから…目開けてくれよ
もう一度声聞かせてくれ頼むから!
なぁ…なぁ……優香ぁっもう一度空見に行こう?だから目開けてくれよぉ
優香ぁ〜」


涙が止まらない
なぁ優香俺の涙止めてくれよ
何泣いてんの?って言って俺に笑顔を向けて?
そしたら俺が言うんだ
優香のせいだろって笑いながら言うんだ
それで2人でイチャイチャして普段俺が言わない愛してるも大好きだよって言葉もたくさん優香に囁いてやるんだ
そしたら優香は顔を赤くしながら幸せそうに笑うんだ
なぁ…だから目開けてくれよ

俺は優香にしがみついたまま泣き続けた
優香の両親は俺にずっと
「優香を愛してくれてありがとう。優香も幸せだった」って言ってた
なぁ…なんで過去形なんだよ
優香は優香は死んでない
そうだ。優香は死んでないんだ
きっとどこかにいるんだ
俺を驚かそうとしてるんだろ?


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