一生分の恋を君に−
「なぁなぁあんた空好きなの?」
さり気なく女の子が座っているベンチの横に座って話しかけるとビックリしたのか体をビクつかせながらこっちを見た
「え!?あの…」
「クスクス、空、俺も好きなんだ」
「そうなんですか?!私もです」
優しく話しかけると警戒心を解いたのかニコニコしながら返事をくれた
あぁ〜やべぇかわいい!!
惚れた!
「なんか悩みがある時に空見ていたら自分の悩みなんかちっぽけな気がするよな」
「そうですよね。でもこうも思うんです。こんなに空が広くてその広さは私がいったことない世界を知っていて…それがうらやましいなって自由になりたいなって」
悲しそうな顔をしながら言ってくる
俺も感じたことあるよ
「わかる気するよ。ところで名前は?」