【短編】ウラハラ


柏木さんの微かな笑い声。

「目、閉じれば?」

優しく囁くような声に、魔法にかけられたみたいに私は、目を閉じた。


柏木さんの唇が包むように私の唇を奪う。
今度は深い、…大人のキス。

微かなタバコの味と、甘い…


「……んん?!」



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