王子の甘いささやき…
「おせーぞ」
玄関から出て来た私を見るなりそっぽ向いてそういった成田君
黒のトップスに着慣れた感じのジーパン上からシャツを羽織っていて首にはシルバーのアクセをつけてる
シンプルだけど
凄くかっこよかった
「ごめんね、準備してたらいつの間にか結構時間が経っちゃってたみたい」
なかなかこっちを向いてくれない彼に近付いてみる
「怒っちゃった?」
ぎゅっ………
すると成田君は顔覗こうとして近付いて来た私に抱き着いてきた
「!!…/////」
びっくりして動けない私
「…///桃菜、可愛い♪」
そう呟くと
私の手を握り歩き始めた
家の前なのに…///
そんな私のぼやきなど耳にせず