王子の甘いささやき…




そんな私の反応を見て気付いたのか
彼は私にこう言った





「君……可愛いね、天野さん?」





もちろん
私が今まで見たことのない王子様
彼が私の名前を知っているのはおかしい





「え?どうして私の名前を……」





すると彼は
何か企んでいるような笑みを浮かべた






その表情に私は思わず
ドキッとしてしまう






「クスッ……どうしてだと思う?」





「えっ……?」





私が聞いたのに………





そう思い困っていると






急に
顎を掴まれ
唇に何か柔らかいものがあたる




ちゅっ………






いきなりのことで
私が状況を把握するのには時間がかかってしまった




え……?
今のってもしかして
キスされた!?





かぁ~/////////






私の反応を面白がっているかのように彼はニヤリと笑ってこう言った




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