王子の甘いささやき…
「クスッ……今日から君は俺のものだょ」
「え!?ちょ…ちょっと待って!?」
それだけ言って彼は教室から出て行った
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あの後私は急いで家に帰り
部屋でさっきあった事を考えている
「あの人は誰なの……?」
なんだかもやもやする……
記憶を辿ってみても
やっぱり彼の事など知らない
とても綺麗な顔立ち
あんな男の子は初めて見た
なのに向こうはあたしの事を知っていた……
まだ
唇に残るあの感覚に
うっとりしてしまう……
「私のファーストキスだったのに………/////」
この時から
私はすっかり彼に恋してしまったんだ…