Milky Way
夕方からショウゴの家へと遊びに行く約束をしている。

行くのは初めてじゃない。

ただ今日はショウゴ以外の家族がいないと言っていた。

私はある程度の覚悟を持って彼の家のインターホンを押す。


―ピンポーン


数秒後に笑顔で出てくる彼。


「おう!入れよ。」

「うん。」


ショウゴの部屋はバスケの物が多い。

男の子の部屋だなっていつも思う。


ベッドに腰掛けるとショウゴも隣に座る。

胸がドキドキとうるさい。


(何緊張してるの、私!)

私はそのまま床に腰を滑らして、ベッドから降りた。
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