Milky Way
「とりあえずゲームでもする?」
私のそんな姿に何も思わないのかいつも通りの姿。
安心した反面、戸惑う。
(何で毎回ゲームなの…?ま、いいけど…)
お決まりの対戦格闘ゲーム。
色気もあったものじゃない。
ショウゴのお陰で少しずつ強くなってる私。
こういうまったりした空間は嫌いじゃない。
(だけど、高校生のデートでこれはどうなのよ。)
心の中でブツブツと文句を言った。
「ところでさ、今日琴泊まれるの?」
何の前触れもなく言うショウゴ。
「う…うん、大丈夫だよ。」
「そ…そっか。」
彼はこっちを見ずに答えた。
(顔真っ赤…ショウゴも意識してたんだ。)
途端に恥ずかしくなってお互いにぎこちない。
そして夜になると私達はどちらかともなくキスをした。