Milky Way
ショウゴも私の家に来るのは初めてじゃない。

だけど今回はショウゴの為に料理を作ろうと思ってあらかじめ準備しておいた。

「おいしい？」

「うん！めっちゃ美味い！」

いっぱい食べてくれる彼に笑みが零れる。

「なんか新婚みたいだねー」

冗談めかして私が言うと彼は笑顔で「そうだな！」って言った。

だけどどこか寂しげで一瞬だけ胸騒ぎがしたの。



ご飯の後は一緒にお風呂にも入った。

ショウゴの両足の間に入ると後ろから抱きしめられる。

うなじにキスをされた。

彼の熱い吐息を感じる。

正面から顔へと伸びてきた彼の手に捕まって私達は何度もキスを繰り返す。

「ん…っ」

「琴…」

囁くような彼の声は私の弱点。

「ここじゃ…ダメだよ…？」

「…分かってる。」

ショウゴにバスタオルだけを巻かれると抱きかかえられた。

そして彼は私の部屋へと連れて行く。

< 134 / 236 >
表紙・目次

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop