Milky Way
「ふぅ…」

夜、私は自室で一呼吸吐く。

あまりにも久しぶり過ぎて緊張する。

電話をする勇気が足りなくて、とりあえずメールを送ることにした。


【久しぶり。琴です☆シン、元気?】


当たり障りのないこんな内容。


(大丈夫かな…?☆とかおかしいかな?でも、無かったら微妙だよね。)


ただ一通送るだけなのに携帯電話と睨めっこして早一時間。


(あーもう!悩んでても仕方ない!シンだもん!なんて送ったって大丈夫!もうこれで送っちゃおう!)


覚悟を決めて思いっきり送信ボタンを押した。

「はぁ…」

軽くため息が出た。


(あー送っちゃった…シンから返事来るかな?)


少しだけ気持ちがすっきりしつつも、いつ携帯電話の着信音が鳴るかドキドキする。


こんなにも長い数分間は初めて。


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