Milky Way
通い続けて6日目。

期待しては裏切られの日々。

この一週間だけで何度涙を流したかな。

こんなに泣き虫じゃなかったのに。

我慢しても出てくるの。

あなたを想うことが苦しくて仕方ない。

だけどそれでももうあなたじゃなくちゃダメだから、私は今日もあなたを想って頑張るよ。



何時間もの間、真冬の冷たい空気にさらしたままの私の体は氷のように冷たい。

こんな日が何日も続いたけれど今日は格別に寒い日だった。



【バカ。女の子がこんなになるまで体冷やしちゃダメでしょ?】



こんな時は無意識に思い出すシンの声。

怒っているのに優しいシンの声。

小さな笑みが零れる。



【もしもあたしが…!あたしが…男だったら琴は好きになってくれたかな?】


「っ!」


思い出す。

同じ日に言われたこの言葉。
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