Milky Way

プロフィールのページ。


【なかよしのおともだち⇒アンナちゃん】

【すきなたべもの⇒ケーキとアイスクリーム】


なんとなく幼稚園の先生にインタビューされたことを覚えている。


【おおきくなったらなりたいもの⇒おひめさま】


「ふふっ」

思わず笑みが零れた。

「お姫様か…」

子供らしいと思いつつも本気で信じてた頃を思い出す。

考えたら幼稚園だけじゃなくて随分大きくなってからもどこかで純粋に信じていたような気がする。

もちろんおとぎ話のお姫様みたいな非現実的なものではなくて、赤い糸で結ばれているはずの王子様が私の元へとやってくる心の根底にある私の願い。


小さい時の私を裏切ることになっているかもしれないけれど、今の私になれたことを誇りにも思えるの。


シンは女で私もまた女。

それでも紛れもなく恋をしているから。

【大好き】だってはっきりと思える恋をしている私はきっと幸せ。

王子様じゃなくてごめんね。

信じてた私、ごめんね。

姫がふたり。

それでも誰よりも愛しているの。