Milky Way
「琴への想いを消そうとしたよ。何度も消そうと思った…けれど全然消えなくて、琴をどんどん好きになってしまったの。だけど琴はショウゴと幸せになってくれたらって思っていたのも事実だったから、あたしが傍にいてはいけないって思って…」
「…っ」
「それであたし自身も誰かと繋がっていたら甘えてまた琴に会いたくなるから…いっそ全部切っちゃえばいいと思ったんだ。お父さんの転勤もあったし、そのまま県外の大学への進学に変更して、誰もいないところに行けば琴のことも諦められるかなって…」
「シ…ンっ!」
彼女の背負った想いの大きさを知った。
こんなにも私のことを思ってくれていたということ。
私はどれ程のものを彼女から奪ってしまっていたのだろう。
償いきれないね。
「琴のせいじゃないんだよ?あたしが決めたことだから…それにショウゴが来てくれたことで1番大切なものが手に入ったもん!」
笑顔で話す彼女。
「ショウゴは…どうしてシンの大学が分かったのかな?」
「あーあたしの担任の高校まで行って聞き出したらしいよ。」
「えっ!?」
シンの高校3年生の時の担任は遠い高校へシンの卒業と同時に移動になったはず。
私でさえ行っていなかったのにショウゴは行ってくれた。
こんなにも温かい彼の優しさ。
私はどうしてこんなに恵まれているのかな。
いくら感謝しても足りないくらい。
私の為にここまでしてくれて本当にありがとう。
ショウゴに伝えたい。
「…っ」
「それであたし自身も誰かと繋がっていたら甘えてまた琴に会いたくなるから…いっそ全部切っちゃえばいいと思ったんだ。お父さんの転勤もあったし、そのまま県外の大学への進学に変更して、誰もいないところに行けば琴のことも諦められるかなって…」
「シ…ンっ!」
彼女の背負った想いの大きさを知った。
こんなにも私のことを思ってくれていたということ。
私はどれ程のものを彼女から奪ってしまっていたのだろう。
償いきれないね。
「琴のせいじゃないんだよ?あたしが決めたことだから…それにショウゴが来てくれたことで1番大切なものが手に入ったもん!」
笑顔で話す彼女。
「ショウゴは…どうしてシンの大学が分かったのかな?」
「あーあたしの担任の高校まで行って聞き出したらしいよ。」
「えっ!?」
シンの高校3年生の時の担任は遠い高校へシンの卒業と同時に移動になったはず。
私でさえ行っていなかったのにショウゴは行ってくれた。
こんなにも温かい彼の優しさ。
私はどうしてこんなに恵まれているのかな。
いくら感謝しても足りないくらい。
私の為にここまでしてくれて本当にありがとう。
ショウゴに伝えたい。