Milky Way
「琴…可愛過ぎ…。もう壊しちゃいたいくらいだよ。」


私は泣いていたみたい。

生理的な涙と恥ずかしさの涙。

きっとどちらも。

シンが唇でその涙を吸ってくれる。


そしてお腹にも舌を這わされ、何度も小さな痛みが走った。

その度にシンの印が刻まれる感覚がする。


(もっと付けて…シンのものっていう証。)


「ッ…あ…」



次第にシンの頭が下へと進んでいく。

そして彼女の手がゆっくりとパジャマのズボンに掛かった。


「シ…ン。」


儚げに彼女の名前を呼ぶと私の顔の傍まで戻ってくる。


「怖い?」

「…ううん。」


小さく首を振る。


「いい子…」


そう私の耳元で囁くと一度頭を撫でてから私の顎を甘噛みして喉を舌で撫でた。

そうしている間に彼女の手は私の身に付けているものを上手く剥いでいく。

下着すら脱がされた私は生まれたままの姿をシンにさらけ出していた。

いくら暗いとは言え、スタンドライトの光は私の姿を映し出すのに容易い。


恥ずかしいのが止まらない。

お風呂だって一緒に入ってるからお互いの裸なんて見慣れているのに、全然違う。
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