Milky Way
「羽島先輩も琴を好きになることで絶対にすげぇ悩んだはずなんだ。俺が先輩の立場だったらめちゃくちゃ悩んでる。…それでも先輩は覚悟を決めてたはず。」
「うん…」
(あの時、嫌な言葉達がシンの耳にも入ってきていたはずなのにシンは私に笑顔を向けていてくれたもの。)
「元は羽島先輩から始めた恋だろ?」
「うん…」
「今こうやって他人からの一言一言に傷ついていく琴を見て先輩はもしかしたら『自分が琴のことを巻き込んでしまった』って思ってるかもしれない。」
「え…」
「だから別れを口にしたんじゃねぇのかな?」
あまりにも的を得ている言葉。
シンのことならあり得る。
そんな風に自分を責めてしまう繊細な人だから。
確かに始まりはシンからだったかもしれない。
でも今ではきっかけを作ってくれた彼女に感謝の気持ちでいっぱいなのに。
私に本当の恋を教えてくれた彼女に感謝しても足りないくらいなのに…。
「私が…シンを追い詰めてしまったんだね。」
「そうかもしれねぇな。」
はっきりと口にするショウゴの言葉が重くのしかかる。
それでも伝えてくれて良かったと思う。
私、自分のことでいっぱいいっぱいだったんだね。
シンの気持ちを冷静に考えることなんてしていなかった。
(最低だな…私)
「うん…」
(あの時、嫌な言葉達がシンの耳にも入ってきていたはずなのにシンは私に笑顔を向けていてくれたもの。)
「元は羽島先輩から始めた恋だろ?」
「うん…」
「今こうやって他人からの一言一言に傷ついていく琴を見て先輩はもしかしたら『自分が琴のことを巻き込んでしまった』って思ってるかもしれない。」
「え…」
「だから別れを口にしたんじゃねぇのかな?」
あまりにも的を得ている言葉。
シンのことならあり得る。
そんな風に自分を責めてしまう繊細な人だから。
確かに始まりはシンからだったかもしれない。
でも今ではきっかけを作ってくれた彼女に感謝の気持ちでいっぱいなのに。
私に本当の恋を教えてくれた彼女に感謝しても足りないくらいなのに…。
「私が…シンを追い詰めてしまったんだね。」
「そうかもしれねぇな。」
はっきりと口にするショウゴの言葉が重くのしかかる。
それでも伝えてくれて良かったと思う。
私、自分のことでいっぱいいっぱいだったんだね。
シンの気持ちを冷静に考えることなんてしていなかった。
(最低だな…私)