Milky Way
ベッドの上で横になっている私に一瞬目を見開いた。
しかしすぐいつもの表情に戻り怒鳴りつける。
「春彦さんが帰って来ないのは誰のせいだと思ってるの!?」
第一声がコレだ。
春彦とはパパの名前。
(そんなの知らないよ。アンタのことが嫌なんじゃないの?)
心の中の声は消した。
そしていまだベッドの上に横たわっている私に向かって彼女は近くにある教科書やら目覚まし時計やらを私に投げ付けた。
私は本能的に体を丸める。
投げるものが無くなったのか今度は私に馬乗りになって手を抑え付けた。
この体のどこにそんな力があるのかと疑うくらいに強い力。
彼女の左手で私の両手首を抑え付け、頬を何度も殴られた。
昼間は割りと無口…というより私の存在を見て見ぬ振りをするのに、夜の彼女には何かが乗り移っているのではないかと思う程、凶暴になる。
ヒステリックを起こすのは決まって夜だった。
しかしすぐいつもの表情に戻り怒鳴りつける。
「春彦さんが帰って来ないのは誰のせいだと思ってるの!?」
第一声がコレだ。
春彦とはパパの名前。
(そんなの知らないよ。アンタのことが嫌なんじゃないの?)
心の中の声は消した。
そしていまだベッドの上に横たわっている私に向かって彼女は近くにある教科書やら目覚まし時計やらを私に投げ付けた。
私は本能的に体を丸める。
投げるものが無くなったのか今度は私に馬乗りになって手を抑え付けた。
この体のどこにそんな力があるのかと疑うくらいに強い力。
彼女の左手で私の両手首を抑え付け、頬を何度も殴られた。
昼間は割りと無口…というより私の存在を見て見ぬ振りをするのに、夜の彼女には何かが乗り移っているのではないかと思う程、凶暴になる。
ヒステリックを起こすのは決まって夜だった。