Milky Way
その日、私たちは星々が美しく輝く夜空の下で何度も何度も熱いキスを繰り返した。


なんとなく…本当になんとなくだけど許されたような気がしたの。


色んな星がいて、色んな言い伝えがある。

男女の恋人同士が恋愛することによって、作られる無数の物語があるように、私たちにだけしか作れない物語がある。

色んな人がいて十人十色。


彦星と織姫のように日本中に認められているカップルがいるけれど、琴座とさそり座だって私たちはいいんじゃないかって。


私たちはまだお互いの両親に言えてなどいないけれど、今はそれでいいと思うの。


親不孝者だなんて重々承知。

それでも決めたことなの。


いつか彼らに私たちの関係について言葉にしなくてはいけない日が来て、反対されたって…例え引き離されたって…


この想いを貫けば絶対に負けないはずなの。


1度離れた2人が今ここに巡り逢えたのだもの。


強い絆があるって信じられるよ。
< 230 / 236 >

この作品をシェア

pagetop