Milky Way
この物語では敢えて彼らに合わせて両親への告白を省きました。

メインに書かせてもらったことは主人公の心の葛藤です。

自分が同性愛者だと気付く時、彼らの中には戸惑いや迷いが生じて相当悩んだと言っていました。


道徳を選ぶのか、またそれに反する生き方を選ぶのか。

幸せのあり方は自ら選び抜くもの。

何が幸せなのか自分にしか分からない。

幸せを見つけたのならばそこに一心に進めたらいいのに。

だけどそれを簡単には選べないのが人間の不器用さですよね。

他人の目を気にするあまり、目の前にある幸福に手を伸ばせずに蓋をする。

でもそれでいいの?


恋愛を抜きにしても今の世の中にはそんな人が多い気がするのです。


他人があなたの人生を歩んでくれるわけじゃない。

ましてやその人に褒められる為に生きているわけじゃない。

嫌な言葉を言われて辛くなるよね。

だけどそれを笑って聞き流せるような人間になれたらいいね。

むしろ心無い言葉に対して「関心を持ってくれてありがとう」くらいに思えるようになれたら出来過ぎるくらいの人間なんだよ。

そんなことを思うのです。


自らの人生の幸せは自分の心に素直になってほしい。

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