Milky Way
「琴、ちょっと久しぶり♪」

「あ…えっと…お久しぶり…です。」


【先輩】だし、ここは学校だから敬語の方がいいのかなって思ったらこうなった。


「ぷっ!いいよー、琴に敬語使われるとなんかウケル。」

ちょっとだけムカっときて唇を尖がらせて軽く睨んでみたの。

そしたら頭を軽く撫でられた。

(一つしか年齢が違わないはずなのに、この間から私凄い子供みたい。それともシンが大人?)


「はい、これ♪」

「え?」

目の前に小さく畳んだ紙を出された。

「あたしのケータイの番号とアドレスね!」

「あ…ありがとう。」

ちょっぴり照れながらそっと受け取る私。

「琴のは後でメールで送っておいて!」

「うん、分かった!」

心が躍っている。

シンに少しでも近づいた気分。
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