Milky Way
次の日病院へ行った。

お医者さんに「どうしたの?」って聞かれたから「近所の子と野球してたら間違って当たっちゃったんです。」って嘘吐いた。

お腹に出来た大きな痣は打撲と診断された。


シンが「とりあえずは良かったね」と安心したように言う。
肋骨が折れてると思っていたらしい。
私は笑顔で「うん」と答えた。



体はまだしばらくは痛いけれど、心はもう痛くない。

私は大丈夫。
こうして隣に強い味方がいるんだもん。

これから先もあの女に酷いことされたって今の私なら心が折れたりなんてしない。

きっと辛くなったらシンの存在を思い出す。


どんな私でもいいって言ってくれたシン。


私の大切な親友で、時にはお姉ちゃんで、時にはママにもなってくれて…

こんなにも友達思いな友を持てたこと、私の一生の宝物。


ずっとずっと傍に居て。

いつまでもシンとは繋がっていたい。

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