Milky Way
夕暮れの帰り道。
二人の長い影。
私たちは海の堤防へと座り込む。
「シン♪いつも私の話ばっかりだったけど、シンって初恋はいつなの?」
私はいつものテンションで切り出す。
妙に意識してしまっていたこの質問。
でもあえて選んだ恋の話。
意図なんてない。
避けたら逆に変かなと思っただけ。
「どうしたの?突然!」
「えーシンのそういう話聞いたことないなって思って!」
「そうだっけ?うーん、初恋ねぇ…」
腕を組みながら真剣に悩む彼女。
「うん、どうなの?どうなの?」
私はニヤニヤしながら顔を覗き込む。
「う~ん…」
眉間にしわを寄せながらずっと考えてる。
「そんなに悩むこと!?」
思わず口に出てしまった私。
「…うん。あたし、恋ってよく分からない…かも?」
冗談を交えている風でいて、本当に困っているような顔をしている。
(え!えっと、前のキスは…もしかして恋とかじゃなかった?)
私の心の中でほっと安心している自分が居るのと同時に自惚れていた自分に恥ずかしくなって、顔を赤く染めながらシンから顔を背けた。
「そ、そうなんだ!」
「うん。そうだね。」
再度目を合わせて言う。
「じゃあ、シンが恋したら私に1番に教えてね!応援するよっ!どっちが早く彼氏出来るかなー♪頑張ろう!」
「そうだね。頑張ろう。」
シンは優しく微笑んでいた。
(そっか、そっかーシンは私のことを…って思っていたけど違ったんだね。私ってばいっぱい悩んでバカみたい。でも今まで通りだよね。うん!とりあえず良かった♪)
私たちは日が暮れるまで堤防で話していた。
記憶にも残らない無意味な会話。
二人の長い影。
私たちは海の堤防へと座り込む。
「シン♪いつも私の話ばっかりだったけど、シンって初恋はいつなの?」
私はいつものテンションで切り出す。
妙に意識してしまっていたこの質問。
でもあえて選んだ恋の話。
意図なんてない。
避けたら逆に変かなと思っただけ。
「どうしたの?突然!」
「えーシンのそういう話聞いたことないなって思って!」
「そうだっけ?うーん、初恋ねぇ…」
腕を組みながら真剣に悩む彼女。
「うん、どうなの?どうなの?」
私はニヤニヤしながら顔を覗き込む。
「う~ん…」
眉間にしわを寄せながらずっと考えてる。
「そんなに悩むこと!?」
思わず口に出てしまった私。
「…うん。あたし、恋ってよく分からない…かも?」
冗談を交えている風でいて、本当に困っているような顔をしている。
(え!えっと、前のキスは…もしかして恋とかじゃなかった?)
私の心の中でほっと安心している自分が居るのと同時に自惚れていた自分に恥ずかしくなって、顔を赤く染めながらシンから顔を背けた。
「そ、そうなんだ!」
「うん。そうだね。」
再度目を合わせて言う。
「じゃあ、シンが恋したら私に1番に教えてね!応援するよっ!どっちが早く彼氏出来るかなー♪頑張ろう!」
「そうだね。頑張ろう。」
シンは優しく微笑んでいた。
(そっか、そっかーシンは私のことを…って思っていたけど違ったんだね。私ってばいっぱい悩んでバカみたい。でも今まで通りだよね。うん!とりあえず良かった♪)
私たちは日が暮れるまで堤防で話していた。
記憶にも残らない無意味な会話。