[妖短]空の境界線を越えて
ポールが2本。
その間にバーが掛かっている。
向こう側にふっかふかのマット。


何だろうと思って見ていると、横から男子が走って行く。


バーはその人の顔ぐらいまである。

意外な高さに驚いた瞬間。


その人は走るリズムに乗って大きく跳び上がった。


伸び上がるように体が反り、

足が高く跳ね上がる。


マットに倒れこみ、マットが沈む。


バーはそのままそこにあった。
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