あめとてるてる坊主
「あーなんて。照れるね。ちょっとしゃべりすぎちゃったな。里美には内緒ね」
苦笑いを浮かべた松永さんは人差し指を唇にあてる。
私は笑って頷いた。
帰り道、私は疑問に襲われた。
なんで私にした質問を、松永さんにしていたのか。
それ以前に、松永さんと知り合いだったこと、なんで沙世ちゃんは言わなかったんだろう。
あのとき、沙世ちゃんの様子がおかしくなったのは、本当に私のせいだろうか。
あのとき、沙世ちゃんにはすで見えていたんじゃないんだろうか。
苦笑いを浮かべた松永さんは人差し指を唇にあてる。
私は笑って頷いた。
帰り道、私は疑問に襲われた。
なんで私にした質問を、松永さんにしていたのか。
それ以前に、松永さんと知り合いだったこと、なんで沙世ちゃんは言わなかったんだろう。
あのとき、沙世ちゃんの様子がおかしくなったのは、本当に私のせいだろうか。
あのとき、沙世ちゃんにはすで見えていたんじゃないんだろうか。