あめとてるてる坊主
「私、好きな人に、花屋の……里ちゃんの彼氏に告白してきた」
それに里美ちゃんは目を上げる。
沙世ちゃんは顔をゆがめ、
「わかってたの、絶対、振られるって分かってた……でも、しようって思ったの……。
でも告白したことで里ちゃんのこと傷つけた……っ」
「違う、沙世は悪くない」
声を震わす沙世ちゃんとは対照的な声だった。
それに里美ちゃんは目を上げる。
沙世ちゃんは顔をゆがめ、
「わかってたの、絶対、振られるって分かってた……でも、しようって思ったの……。
でも告白したことで里ちゃんのこと傷つけた……っ」
「違う、沙世は悪くない」
声を震わす沙世ちゃんとは対照的な声だった。