あめとてるてる坊主
涙をぬぐった私はふわりと温かいぬくもりに包まれた。
「晴子は優しいから、ため込みすぐるんだよ。少しくらいわがままになっていいんだよ。
私だって自分のことばっかだった。晴子と一緒だから、違う考えができただけ。それまでは、自分のことばっかだった。
おかしいことじゃない、私だって一緒」
そしてまた、ぬくもりに包まれる。
「だったら、私のほうが自己中だよ。
だって、晴ちゃんに八つ当たりしたもん。あのときは本当にごめんなさい。ちゃんと謝ってなかったよね?私、晴ちゃんも傷つけてるんだよね。きっとそれで沢山悩ませたと思うの、ごめんね。
晴ちゃんが自己中だっていうなら、私はとんでもない自己中だよ」
「晴子は優しいから、ため込みすぐるんだよ。少しくらいわがままになっていいんだよ。
私だって自分のことばっかだった。晴子と一緒だから、違う考えができただけ。それまでは、自分のことばっかだった。
おかしいことじゃない、私だって一緒」
そしてまた、ぬくもりに包まれる。
「だったら、私のほうが自己中だよ。
だって、晴ちゃんに八つ当たりしたもん。あのときは本当にごめんなさい。ちゃんと謝ってなかったよね?私、晴ちゃんも傷つけてるんだよね。きっとそれで沢山悩ませたと思うの、ごめんね。
晴ちゃんが自己中だっていうなら、私はとんでもない自己中だよ」