あめとてるてる坊主


「ねぇ、晴ちゃん」


 コーンに垂れそうになるアイスを舐めていた沙世ちゃんが、思い出したかのように話し出す。


「また、あまちゃんたちと遊びたい?」


 はっとして、目を見開いた。

 天野くんが何か言ってきたのだろうか。


「……遊べるなら……」


 ちらりと里美ちゃんに視線をやれば、目をぱちくりさせた。


「私は、構わないよ」


 私の視線の意味をいち早く悟って、返事をくれた。


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