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日が落ちるのが早い冬



目を覚ますと窓の外は真っ暗だった


電気を点けようと気怠い身体に力を入れた




「んんー!」



軽く伸びをすると身体中に血液が回るのを感じ

隣に誰かが居る気配を感じた




暗闇の中、目を凝らすと

ベッドで眠る人影が




確認するように

その人の額にかかったサラサラの前髪を掻き分けた
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