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小さな悲鳴と共に身体は仰け反る事はなかった


だって慎司の腕が私の腰に回り

そのまま引き寄せられたから




「柔らけぇ」



眼を閉じたまま慎司は呟き

脇腹に違和感を覚えた



「マジ柔らけぇ」



行為は止まる事なく私の脇腹を摘まんでプニプニしている




プニプニ


…プニプニ


……プニプニ………プニプニ




一向にプニプニを止める気配がない



……プニプニ…プニプッ!




指の動きが止まり


ようやく飽きたかと思ったら




「亜沙美・・・」



名前を呼ばれ

胸の辺りがトクンとなり

ちょっぴりときめいてしまった




ああ、やっぱり私って乙女だ




「お前少し痩せた?」




そう言うと慎司はプニプニを再開させた
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