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メールを読み終えると慎司へ電話した

どんだけ暇なんだよ!!

そう思えるくらい電話に出るのが早かった





「おばさんからメール来た」


『やっぱ俺男やし』



今更、俺!女なんだって暴露されても困るし



『妊娠とか一生する事ないし』



いやいや大丈夫!

医療は発達してるから

男でも妊娠出来る時代が来るよ



『母さんならお前の気持ちも分かると思うから、母さんに話しておいた』



慎司君も妊娠してみるかい?



『分からない事あったら母さんに聞くといいよ』






慎司の話を聞きながら

心の中で突っ込んでみたり

おちゃらけた気持ちになってみよう!!

とか思ってみたりしたけれど



少しでも緩んでしまった涙腺は崩壊するしかなかった
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