バレンタインデー
昼休み。

お茶ともらったチョコを持って、保健室に向かった。


「あれ?どうしたの、そのチョコ」


「もらったんですよ」


ソファーに座って、チョコを一口食べる。


甘い。

しかも、ちょっと柔らかいなぁ。


「あ、先生のは…」


先生に近づいて、耳元で囁いた。

要に聞こえないようにしなきゃ。


「あとで」


「うん」


木田先生もやってきて、一緒にチョコを食べ始めた。


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