今、君へ―。
~紅実の場合~

あたしは君を好きになって



何度泣いたことだろう。



何度自分の想いを消し続けてきたことだろう。


何度この想いを伝えようと思ったことだろう。


何度もうやめよう、あきらめよう。


そう思ったことだろう。



でも、最後に残る気持ちは、



すべてが君を求めていた。

< 12 / 13 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop