本屋の花子〜恋をしたら読む本〜
そうなんですよね。
あまり、有名では無い作家さんのどんなに良い作品でも、有名作家さんには負けてしまいますよ。
花子は読んで良かったらオススメしたいのよね。
今日はどんな本をポップに仕上げるか、売りに勝負させるかを毎日楽しんで売り場を徘徊する花子。
ある一冊の本に目が止まりましたよ。
胸がキュンと小さく縮みましたぁ。
*開いたページにアナタへの答えが*
表紙のサブタイトルです。
その本の名は「魔法の傘」
{残念だと、珈琲カップの底の砂糖が言っています}
と答えられた、あの日から気になるんですよ。
カップの底の砂糖が何なのか?
花子『魔法の傘』にそっと手を伸ばしましたよ。
何故か本を両手に持ち目を閉じてしまった花子。
何を知りたいのかなぁ?
少しの躊躇いの後、花子は「魔法の傘」に聞いてみる事にしましたょ。
「花子は恋がしたいのですか?」
って心の中でそっとです。
深い溜め息の後に恐る恐る右の目を開けながら花子は指が挟まっているページを半分開けて中を覗いてみました。
なになに?
開いたページに書かれていた答えは。
「もう一度。よく考えてから聞いてみましょう。本当に知りたい事は何かが見つかるはず」
ん?
なんですとっ?
花子はこの本を安易に考えていた様ですよ。
本当に知りたい事って?
まっさんの気持ちですが?
解りましたのか?
「魔法の傘」様。
花子は自信が無いのです。