本屋の花子〜恋をしたら読む本〜
食事がすんでお腹沢山になった花子。


切ないながらも幸せを感じてしまってます。


単純に色気の前が食い気なので仕方ありませんよ。


牛田君の愛車の四駆の助手席で花子はまた、まっさんとの少しの距離の遠い気持ちを何と無く流れる景色を目に映しながら考えてましたぁ。


「小池さん。僕ね、初めてなんですよ」


何が?


花子は突然に牛田君が言った言葉の意味を。


①女性とデートをするのが初めて。

②今から行く場所が初めて。

③もしや花子に初めて?


3択で考えてみましたよ。

消去法で行けばまず消えるのは③!

牛田君の優しい気持ちの人間が①番なはずは無く①番も消えました。


②番?



「牛君。何処行くの?」


「海ですよ。こんな時は海でしょう」

と言ったので行き先が解りました。

と考えると②番も違う。

「牛くん。何が初めてなん?」

「えっあっあの。こうして友達を元気にしたいって遠いのに来てしまったの」


牛くん。


貴方は花子を友達と思ってくれてたんですね。

ありがとうございます。


泣けるよ花子。
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