本屋の花子〜恋をしたら読む本〜
クリスマス
まっさんとはあの日依頼あんまり口も聞けなくなりましたよ。
すれ違ってしまっていますよ気持ちがっ。
まっさんも微妙に避けているみたいです。
花子はもうどうでも良くなってしまっていますよ。
週に一度の割合で本屋にご来店頂くダーリンにお目にかかってもちっとも嬉しくないんですっ。
枯れとるよ花子の心。
「小池さん最近何だか沈んでいません?どうしんですか?」
「久美子ちゃん花子な頑張って磨いた女捨てたいねん」
「なんで?」
「辛くなるねんもん気持ちがあれやこれや悩んだりって花子苦手やわぁ」
「そんな事言って小池さんその手に持ってるものはなんですかぁ」
久美子ちゃんは綺麗な笑顔でアハハと笑いましたっ。
そうなんですよ花子は毎日覗く心の答え「魔法の傘」を立ち読みしていましたのよね。
なんや病んで来たわ
答えって自分で探して見つけないと真実には出会えない事ぐらい解っているんですけどっ。
ほんまに面倒臭いし
それでも花子は女磨きをおこたら無いように日々厚くなりそうになる化粧を抑えてしていましたよ。
Sマートの休憩室で本日珍しく1人ぼっちな花子。
何故か[犯罪心理学]な本を読みふけっていましたよ。
ちょっと怖いんですけどドキドキと感心しながら読んでる花子目が爛々してます。
どっぷりと入ってましたら