本屋の花子〜恋をしたら読む本〜
もうすぐクリスマスだって言うのに浮かれるどころか沈む僕の心。
毎日、目も合わさずにまるでメタボの僕の体が見えないかのように避けて通る小池さん。
レジでお客様と笑顔で居る事に焼きもちになりました
そんなある日のお昼休み僕は勇気をだして小池さんの座って休憩をしている席に座りました。
『小池さん隣いいですか?』
座った後なんで追い出されない作戦です。
小池さんは「読書の邪魔をしないで下さい」オーラ全開でかなり至近距離の隣の僕を一瞥しました。
『・・・』
『あのあのっ。何時までも僕を避けないで下さい』
『何ですか?松本店長』
『理由は解ってます。あいつの事やろ?違う違う僕はもう付き合っていません』
そう言うと小池さんはすっと顔を上げてカップ珈琲の自動販売機を見ました。
『まっさん。珈琲ご馳走してや』
そう言ってまた本に目を落としました。
僕は素直に珈琲を買いに休憩室の入口の自動販売機まで行きましたよ
こんな時、男でも泣きたくなる位恥ずかしいんですよね
毎日、目も合わさずにまるでメタボの僕の体が見えないかのように避けて通る小池さん。
レジでお客様と笑顔で居る事に焼きもちになりました
そんなある日のお昼休み僕は勇気をだして小池さんの座って休憩をしている席に座りました。
『小池さん隣いいですか?』
座った後なんで追い出されない作戦です。
小池さんは「読書の邪魔をしないで下さい」オーラ全開でかなり至近距離の隣の僕を一瞥しました。
『・・・』
『あのあのっ。何時までも僕を避けないで下さい』
『何ですか?松本店長』
『理由は解ってます。あいつの事やろ?違う違う僕はもう付き合っていません』
そう言うと小池さんはすっと顔を上げてカップ珈琲の自動販売機を見ました。
『まっさん。珈琲ご馳走してや』
そう言ってまた本に目を落としました。
僕は素直に珈琲を買いに休憩室の入口の自動販売機まで行きましたよ
こんな時、男でも泣きたくなる位恥ずかしいんですよね