本屋の花子〜恋をしたら読む本〜
「小池さん問い合わせなんだけど代わってくれますか?今発注してて手が離せないんですよ」
そう言って小走りに花子の方に中川久美子が走って来た。
彼女は花子の一年後輩。
なんしか目のパッチリした綺麗な女性で花子は憧れますよ
礼儀正しいしもうすぐお嫁に行くのがまた羨ましい。
「中川さん。お客様は何処?」
花子は久美子ちゃんの可愛いお目を見つめて聞きました。
「専門書のコーナーにいます」
私は早歩きで立ち読みするお客様の間をすり抜けた。
「お待たせいたしました」
白いポロシャツにジーンズ。
黒のセルメタルの眼鏡を掛けた花子より4、5歳若そうな男性が英会話のコーナーで1番上の棚を見上げていましたよ
「あの。ネイティブスピーカーの英文法ありますか?」
と振り向いた
花子は思わず胸が狭くなったようにキュンとなりましたよ。
あぁ久しぶりです
花子の気持ちは桃色になっていきますよ
ねぇ兄さん。
ダーリンって呼びますよ。
恋した花子は今日から女磨き開始です
久美子ちゃんにお願いしなければいけません。