本屋の花子〜恋をしたら読む本〜
「店長。着付けしますよ」
前日のSマートのブログ{店長松本の独り言}に書き込みをしたまっさんは余程人生初の浴衣が嬉しいらしくその期待と不安を日記にしていましたょ。
本日のブログには「ごめんなさい」を書いてもらいます!
まっさんの着付けが始まりました。
うっしまったです。
花子予定外の事件です。
まっさんと密着しなければなりませんよ
おぇっがドキドキになってしまってますよ。
「まっさん変な事せんとってや」
必死の冗談です
「しません。ここでは」
静かに答えたまっさんのメタボな胸があの夜の事を思い出させましたぁ。
変な気持ちですよ
ここは社会人メリハリ大切です。
花子は気を取り直し秘密兵器を取り出しました。
タオルに紐を縫い付けてまっさんのお腹に巻きました。
思いを込めてギュウギュウに締めてあげましたよ
「うっ」
初めて浴衣のまっさんは大人しくしていますのでヤッタリです。
頑張りました。
まっさんの着付けが終了しました。
そして
花子はこの日何人もの着付けをして腕が痺れてしまいました。