本屋の花子〜恋をしたら読む本〜
時々立つレジでは可愛笑顔でお客様をお迎えしましたよ。


「あらぁ!今日は浴衣?賑やかでいいわね」


等と店内ではお客様の誉め言葉。



「Sマートが浴衣だって聞いて来たの」



何て言われるお客様もいた程賑やかになってますよ。



必死なのは浴衣を着ている接客サービスの女の子達。



と。


秘密兵器を装着した、まっさんの顔!



満足ですよ。



でも花子は何故か、まっさんの浴衣姿が気になります。


似合ってるよ。

まっさん。


言う迄もなく{店長松本の独り言ブログ}には。


*初めて浴衣を着せてもらいました。こんなにキツいなんて(>_<)動くのもやっとでした。接客サービスの女性の方。僕の萌え<emj:126>見たさに本当にすみませんでした。*


と書いてあったよ。



そうだろっ解ったかぁ。


勝利宣言したいですな。


そして翌日!



まっさんの着付けの時には秘密兵器は外してあげましたよ。


「小池さん。何か忘れてますよ」


「これで、いいんです。男性は着流しですから」


「えっ?」


「どんなに私が伝えても聞く耳持たなかったから体験していただきましたよ」



花子はうっすらと微笑んで言った自分の顔が優しくなってしまいました。



まっさんも優しく笑って言いましたよ。



「そうだったんだ。あっ小池さん皆が良い帯締めるって言ってました。桜柄の浴衣似合ってますよ」




何だか怪しい空気が2人の間に漂いました。



ヤバいかも知れません


花子はだぁりんが好きなんだけど!



って心が少しだけ叫んだだけだった。



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