愛は要らない【番外編】
綾野に睨まれて、遥は逃げるようにパソコンに向かう
「カフェなら、私でも大丈夫?」
「なんとも言えませんが、特別な資格が必要なわけではないので・・・」
結子は遥にファイルを渡して、苦笑いをしながら答える
「履歴書ってどう書くの?書いたことないのだけど・・・」
「僕が教えようか?」
「仕事してッ!」
「はい・・・」
綾野は専務室を後にして、結子がそのあとを追う
「奥様!」
「はい?」